こんにちは。
今回はこのニュースを見て思い出した事を書きます。
元法務大臣の河井克行という方が刑務所に収監された際の体験談の記事です。
似たような例としては元議員の山本譲司氏が挙げられ、私はこの方が書いた「累犯障害者」を読んだ事があります。
今読んでも良い本です。
本題に戻って記事を読むと、「半官半民の新しい刑務所ですらこれなのか」と唖然としました。
記事にある喜連川社会復帰センターは以前記事で触れた大王製紙の元会長である、井川意高氏も服役していた刑務所です。
こうした半官半民の刑務所は聞く話によると、既存の刑務所とは違い、極力受刑者を幽閉したりせず、発信器などを使って監視をしてある程度の自由を確保していると聞きました。
それでもトイレに行く自由すらないのは非合理的で酷いと思います。
これのどこに受刑者の更生に繋がる要素があるのか、全く意味不明です。
私は以前に埼玉県の少年刑務所に服役していた方の支援をしていた事がありましたが、外部の人間から見ても「これが犯罪者の更生に繋がるのだろうか」と疑問に思っていましたが、確信に変わりつつあります。
ルールを破った者相手とはいえ、道理にそぐわない理不尽なルールを科しても守らないか、表面上は仕方なく守るだけで、ルールを守る意義を学ぶ機会がないから再犯してもおかしくないと思いました。
一般的には刑務所って段々甘くなっていると言われていますが、規律の厳しさに加えて食事のカロリーが制限されていたりする事を鑑みると全然そうではないですし、更生教育ができていない事を知ると全く進歩してないとすら思います。
過去の例として下記の取り組みを見ると尚更そう思います。
昔の人間ですらただただ罰を与えるだけでは良くないと分かっているのに・・・
そして少年刑務所に服役していた方については精神状態が悪化して1日に20錠ほど服薬しないといけない状態になりました。
一体これのどこが更生に繋がるのでしょうか?
精神が不安定な人間を釈放したらまた問題が起きるのではないでしょうか?
隔離し続けるにしてもコストがかかりますし、1人の人間の生産性を奪うだけになっている気がします。
そういう訳で刑罰について我々は深く考え直すべきだと思います。
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